リュッツォ爆撃隊』(りゅっつぉばくげきたい、Kampfgeschwader Luetzow)は、1941年にドイツで製作された戦争映画、プロパガンダ映画。監督はハンス・ベルトラム。爆撃訓練の厳しさを描いた『第三部隊八十八号機(D III 88)』の続編としてとして制作され、ドイツ爆撃隊の活躍を描く。劇中ではポーランド侵攻が描写されている。

あらすじ

1939年8月、ミット・ホフ大佐はリュッツォ爆撃隊指揮官として着任した。彼の部下は第一次大戦、スペイン内戦義勇軍の猛者であり、日夜猛訓練で鍛え抜かれた精鋭だった。下士官ツァイスラーの結婚式が挙げられ、隊員たちが祝福する中ポーランドと開戦したと一報が入る。リュッツォ爆撃隊はポーランドの要塞、基地、道路とあらゆる重要施設を粉砕して敵の退路を断ち、進撃を阻止する。敵地に不時着した下士官エッカルトの機を捜索し、更にポーランド軍に弾圧されていたドイツ避難民を助け出す。目覚ましい活躍によってポーランドは敗北するが、新たな敵としてイギリスが参戦する。リュッツォ爆撃隊は海を渡りイギリス護送船団を爆撃するが、パウルゼン機の前に敵戦闘機が襲い掛かる。

登場兵器

ドイツ側

爆撃機
  • ハインケル He111  ※主役扱いで登場
  • ユンカース Ju 87 シュトゥーカ
戦車・装甲車
  • III号戦車
  • Sd Kfz 231 (6-Rad)

ポーランド側

戦車
  • 7TP

イギリス側

  • P-36

キャスト

  • クリスチャン・カイスラー:ミット・ホフ大佐
  • ヘルマン・ブラウン:ロベルト・エッカルト
  • ハインツ・ウェルツェル:フリッツ・パウルゼン
  • ハネス・クップラー:グゲモス
  • マリーテレーズ・アンゲッツナー:グレエテ・クーハート
  • カルスタ・レック:リナ・ツァイスラー
  • アドルフ・フィッシャー:ツァイスラー
  • ホルスト・ビル:ハージンゲル
  • ヘルムート・Z・ホーフェ:ヘルウェグ
  • ピーター・ヴォス:ハーゲン少佐
  • エルンスト・ステルム:レエワルド先生
  • クルト・キンネ:ケルナー中尉
  • ハンス・ベルグマン:リヒャルズ
  • ホルスト・ロジウス:クリストフ

その他

脚注

参考文献

  • 『映画之友』昭和18年(1943年)10月号

関連項目

  • ナチスのプロパガンダ
  • 急降下爆撃隊
  • 1944年の日本公開映画

外部リンク

  • リュッツォ爆撃隊 - allcinema
  • Kampfgeschwader Lützow - IMDb(英語)
  • Filmportal.de - Kampfgeschwader Lützow
  • ムルナウ財団 - Kampfgeschwader Lützow

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