鉄道員』(てつどういん、Il Ferroviere)は、1956年のイタリアのドラマ映画。モノクロ作品。 監督・主演はピエトロ・ジェルミ、共演はエドアルド・ネヴォラとルイザ・デラ・ノーチェなど。 第二次世界大戦後のイタリアに生きる庶民の喜怒哀楽を、ある1人の初老の鉄道機関士の姿とその幼い息子の目を通して描いた映画史に残る作品である。

ストーリー

鉄道機関士アンドレアは30余年を鉄道一筋に生きてきた男、幼い末っ子サンドロの誇りだった。だが、長男マルチェロや長女ジュリアからは、その厳格な性格が嫌われていた。

ある日、アンドレアの運転する列車に若者が投身自殺をする。しかもアンドレアは、そのショックにより赤信号を見すごし、列車の衝突事故を起こしかけ、左遷されてしまう。

アンドレアは、ストライキを計画中だった労働組合に不満を訴えるが、とり上げられることはなく、酒に溺れ始める。

その頃、流産し夫婦仲が悪くなっていたジュリアの不倫が原因でマルチェロは父と口論となり家を出ていく。

職場ではストライキが決行されたが、アンドレアは機関車を運転し、スト破りをする。

アンドレアは友人達からも孤立し、家にも帰らぬようになる。

末っ子サンドロは酒場をめぐって父を探し出し、以前に父が友人たちとギターを弾いて歌った酒場に連れ出す。

旧友たちは再びアンドレアを温かく迎え入れる。そして、家族との和解の兆しも見えてくる。

しかし、すでに彼の体は弱り切っており、家族や友人たちとの幸せなクリスマスパーティを終えた夜にベッドでギターを弾き(セレナーデ)ながら息をひきとる。

キャスト

受賞

  • カンヌ国際映画祭 国際カトリック映画事務局賞

出典

外部リンク

  • 鉄道員 - allcinema
  • 鉄道員 - KINENOTE
  • Il Ferroviere - IMDb(英語)

鉄道員 日本映画海外ポスターアーカイブ

The Railroad Man (1956)

『君の名は』 映画 ポスター, 松竹 映画, 映画

映画 『鉄道員( Il Ferroviere) 』 original source 1956. YouTube

鉄道員 解説・レビュー・評価 映画ポップコーン