寿屋佐伯店(ことぶきやさいきてん)は、かつて大分県佐伯市にあった百貨店業態の総合スーパー。株式会社寿屋(現在のカリーノグループ)が運営していた。
寿屋創業の地における寿屋本店格の店舗のひとつであり、「佐伯寿屋百貨店」とも呼ばれていた。
概要
かつて九州最大手のスーパーマーケットチェーンであった寿屋の1号店である。佐伯市市街地の大手町商店街に立地し、隣接する仲町商店街とともに商業の中心であった。
創業時は化粧品・雑貨専門店であったが、1961年に日用品、加工食品の取扱を開始し、1966年には玩具、インテリアの取扱を開始した。
施設
- 所在地 - 大分県佐伯市大手町三丁目3番1号
- 売場面積 - 8,586m2
- 建物規模 - 地上9階、地下1階、寿屋大駐車場(旧本館→ハウジング館の跡地)
- 駐車場 - 181台
- 営業時間 - 9:30-19:00(一部を除く)
- 年商 - 39億4,300万円(1999年2月期)
沿革
- 1947年10月 - 佐伯市大手町にて化粧品店として創業。
- 1953年 - 生鮮食料品の取扱を開始。
- 1958年 - 衣料品の取扱を開始。
- 1961年 - 日用品、加工食品の取扱を開始。
- 1966年 - 玩具、インテリアの取扱を開始。
- 1968年5月 - 寿屋本部を佐伯市から熊本市へ移転。
- 1974年2月 - 佐伯寿屋百貨店の新店舗落成。旧本館はハウジング館となる。
- 1986年7月 - 佐伯店ハウジング館を解体。寿屋大駐車場となる。
- 2002年1月31日 - 寿屋の経営破綻による全店閉鎖に伴い、寿屋佐伯店が一時休業(そのまま閉店)。
- 2003年
- 3月 - 大手前地区市街地再開発事業基本計画策定。
- 9月 - 旧寿屋佐伯店の建物を利用したフリーマーケット「まちなか夢市場」を開催。
- 2005年
- 11月26日 - 旧寿屋佐伯店駐車場跡地で「第2弾佐伯まちなか夢市場~豊後舟盛祭」を開催。
- 12月 - 解体工事完了。
- 2006年2月 - 佐伯市土地開発公社が旧寿屋佐伯店解体後の用地を取得。
- 2008年5月 - 旧寿屋佐伯店跡地で、地元商店街主催の「第一回佐伯城下こだわり市」を開催。以後、毎月第3日曜日に開催される。
- 2010年3月 - 大手前開発事業基本構想策定。
- 2011年7月12日 - 大手前開発事業基本計画策定。
- 2012年8月1日 - 佐伯市長が大手前開発事業の白紙撤回を表明。
- 2015年7月 - 大手前開発基本計画策定。
- 2017年10月 - 大手前開発事業建築等実施設計完成。旧寿屋佐伯店及び駐車場跡地に「(仮称)大手前まちづくり交流館」(「さいき城山桜ホール」)等の建設が決まる。
- 2020年10月さいき城山桜ホールオープン
館内
- 寿屋直営取扱い商品
- 食料品全般
- 衣料品
- 日用雑貨
- 家電
- 家具・インテリア
- 薬
- 書籍・CD
主なテナント
- ぶーけ(1F)
- カジュアルファッション・子供服・婦人服(旧ラララグループ)
- 寿匠苑
- 呉服・和装(旧ラララグループ)
- ことぶきベーカリー(地階)
- 焼き立てパン「サブマリン」(旧ラララグループ)
- カイ三番街
- 婦人服
- ファッションハウス・I・S・YOU
- 婦人服
- ATMコーナー
- 大分銀行
交通
鉄道
- JR九州日豊本線「佐伯駅」よりバス。
バス
- 大分バス大手前バスターミナル下車徒歩3分。
付近の主要道路
- 国道217号
周辺施設
- 大手前バスターミナル
- 大手前商店街
- 仲町商店街
- マルショク佐伯中央店
- 佐伯文化会館
その他
- 本館は解体されたものの、2009年現在も駐車場などに寿屋佐伯店の看板が残っている。
- 寿屋経営破綻時の不採算店舗リストには入っておらず、当初は破綻後も営業継続予定であった。
- 数年後には佐伯インター付近に「寿屋豊後灘ショッピングセンター」として新店舗が開店する予定であった(現在はマルショクのコスモタウンフリーモール佐伯)。
- 旧館(大駐車場)の場所には低層階に店舗の入った立体駐車場を建設予定であり、出店申請も提出済みであったが経営難により事業休止中であった。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 寿屋 (スーパー)
- カリーノグループ
外部リンク
- ラララグループ(閉鎖)


