大順 将弘(たいじゅん まさひろ、1964年11月16日 - )は、台湾の台中市出身の元プロ野球選手(内野手)。右投右打。本名は陳 大順(チェン・ターシュン、Ta-Shun Chen)。
兄は、元プロ野球選手の大豊泰昭(陳 大豊)。
来歴・人物
華興高校、合作金庫に在籍した後、日本へ渡り名古屋商科大学に入学。愛知大学リーグ通算65試合出場、244打数88安打、打率.361、14本塁打、58打点。ベストナイン4度受賞。4試合連続本塁打は愛知大学野球リーグにおいてタイ記録。
大学卒業後の1990年、NPBのロッテオリオンズに球団職員(練習生)として1年間在籍し、これにより日本での大学・社会人生活が5年となったために日本人選手扱いで1992年同年シーズン終了後にドラフト外で外野手として正式にプロ選手契約を結ぶ。二軍(イースタン・リーグ)では月間MVPを獲得するなど存在感をアピールしたが一軍では結果が出ず、球団名が「千葉ロッテマリーンズ」となった1992年には、8月18日に一軍登録をされたその日に4番でスタメン出場となり、2打席目にプロ初本塁打を放つ。結局、その試合を含めて9試合連続で4番指名打者で出場するが、その9試合だけの出場に終わり、シーズン後に退団、帰国した。
1993年、CPBLの味全ドラゴンズにドラフト1位で入団。台湾では本名である陳大順として出場、同じく日本球界でプレー経験のある呂明賜と共に強打者として活躍した。
1999年、味全ドラゴンズの解散により現役引退。
引退後は、スポーツ用品店を経営しており、台湾プロ野球の野球解説者を務めている。
詳細情報
年度別打撃成績
記録
- NPB
- 初出場:1991年7月28日、対近鉄バファローズ15回戦(藤井寺球場)、6回表に福澤洋一の代打で出場
- 初打席:同上、6回表に野茂英雄の前に三振
- 初先発出場:1991年8月30日、対西武ライオンズ20回戦(川崎球場)、8番・三塁手として先発出場
- 初安打・初本塁打・初打点:1992年8月18日、対近鉄バファローズ19回戦(千葉マリンスタジアム)、4回裏に江坂政明から2ラン
背番号
- 79 (1990年)
- 00 (1991年 - 1992年)
- 6 (1993年 - 1994年)
- 66 (1995年 - 1999年)
登録名
- 大順 将弘 (1990年 - 1992年)
- 陳 大順 (1993年 - 1999年)
脚注
関連項目
- 台湾の人物一覧
- 千葉ロッテマリーンズの選手一覧
- 兄弟スポーツ選手一覧
- アジア・オセアニア・アフリカ出身の日本プロ野球外国人選手一覧#台湾
外部リンク
- 個人年度別成績 大順将弘 - NPB.jp 日本野球機構
- 中華職業棒球大聯盟(陳大順)




