ビルギット・ミニヒマイヤーBirgit Minichmayr、1977年4月3日 – )は、オーストリア・リンツ出身の女優。

経歴

リンツに生まれる。パッシングに育ち、高校卒業後、演劇学校マックス=ラインハルト=ゼミナールでクラウス・マリア・ブランダウアーらに師事。在学中からウィーンのブルク劇場に出演。

2001年のベルリン国際映画祭で新人女優として注目され、シューティング・スター賞を受賞。

2004年のレックリングハウゼンでの舞台で主役を演じる。このときの共演が元で、ベルリンの人民劇場に活動拠点を移す。2005年にはトム・ティクヴァ監督の映画『パフューム ある人殺しの物語』(パトリック・ジュースキント原作)で主人公の母親を演じた。

現在はベルリンとウィーンのどちらにも居住している。2007年からは再びブルク劇場に定期的に出演するようになり、『リア王』の道化や『マクベス』のマクベス夫人を演じたりしている。2009年、マーレン・アデ監督の映画『恋愛社会学のススメ』に出演し、第59回ベルリン国際映画祭でミシェル・ファイファーやレネー・ゼルウィガーを抑えて主演女優賞を獲得した。

ドイツのロック・バンド、ディー・トーテン・ホーゼンのミュージックビデオにも出演し、ボーカルのカンピーノとデュエットして歌声も披露している。テレビドラマへの出演も多い。

主な出演映画(日本公開作品)

  • 『ヒトラー 〜最期の12日間〜』 - Der Untergang(2004年)(ゲルダ・クリスティアン)
  • 『パフューム ある人殺しの物語』 - Perfume: The Story of a Murderer(2006年)
  • 『HANAMI』 - Kirschblüten – Hanami(2008年)
  • 『白いリボン』 - Das weiße Band - Eine deutsche Kindergeschichte(2009年)
  • 『恋愛社会学のススメ』 - Alle anderen(2009年)

ディスコグラフィ

アルバム

  • 『アズ・アン・アンパーフェクト・アクター』 - As An Unperfect Actor. Nine Shakespeare Sonnetts (2021年) ※with クアドロ・ヌエボ

外部リンク

  • Birgit Minichmayr - IMDb(英語)
  • ビルギット・ミニヒマイアー - Discogs(英語)

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