1970 FIFAワールドカップ 地区予選は、75のナショナルチームがエントリーした。
本大会に出場できるのは16チームで、開催国のメキシコと前回優勝国のイングランドは予選を免除された。
出場枠
予選の方式
グループが大陸別に組んで、限られた上位のチームが本大会へ出場できる。それぞれグループの予選方法は以下の通りである。
- 欧州予選 - 29チームが参加。各組3~4チームで8グループに分かれ、各組1位チームが出場。
- 南米予選 - 10チームが参加。各組3~4チームで3グループに分かれ、各組1位チームが出場。
- 北中米カリブ海予選 - 12チームが参加。1次ラウンド、最終ラウンドを経て1チームが出場。
- アフリカ予選 - 11チームが参加。1次ラウンド、2次ラウンド、最終ラウンドを経て1チームが出場。
- アジア・オセアニア予選 - 7チームが参加。1次ラウンド、2次ラウンド、最終ラウンドを経て1チームが出場。
欧州予選
グループ1
グループ2
2チームの勝ち点が同数だったため再試合となり、チェコスロバキアが4-1でハンガリーに勝って出場を決めた。
グループ3
グループ4
グループ5
グループ6
グループ7
グループ8
南米予選
グループ1
グループ2
グループ3
北中米カリブ海予選
1次ラウンド
グループ1
グループ2
グループ3
グループ4
2次ラウンド
グループ1
グループ2
両チームの勝ち点が同数の為(得失点差は無関係)、プレーオフ実施。3-2でエルサルバドルが勝ち、最終ラウンドに進出。
なお、この試合がサッカー戦争の引き金となる。
最終ラウンド
両チームの勝ち点が同数の為(得失点差は無関係)、プレーオフ実施。1-0でエルサルバドルが勝ち、出場権獲得。
アフリカ予選
1次ラウンド
ガーナは、シードされたので2次ラウンドから参加。
グループ1
スーダンとザンビアの勝ち点が並んだが、アウェイゴール数によりスーダンが2次ラウンドに進出した。
グループ2
モロッコとセネガルの勝ち点が並んだ為、再試合となった。再試合は2-0でモロッコが勝ち、2次ラウンドに進出した。
グループ3
グループ4
グループ5
2次ラウンド
グループ1
2チームの勝ち点が同数の為、再試合となった。しかし、再試合も2-2の引き分けだったので、コイントスでモロッコが最終ラウンドに進出。
グループ2
グループ3
最終ラウンド
アジア・オセアニア予選
ニュージーランド、北朝鮮、イスラエル、ローデシアは、シードされたので2次ラウンドから参加。
1次ラウンド
2次ラウンド
グループ1
ローデシアとオーストラリアの勝ち点が並んだ為、再試合となった。再試合は1-3でオーストラリアが勝ち、最終ラウンドに進出した。
グループ2
北朝鮮は、イスラエルとの対戦を拒否して予選を辞退した。
最終ラウンド
出場国
北中米カリブ海
- メキシコ(6大会連続7度目・開催国)
- エルサルバドル(初出場)
ヨーロッパ
- イングランド(前回優勝国・6大会連続6度目)
- 西ドイツ(前回準優勝国・5大会連続7度目、旧ドイツ時代を含む)
- イタリア(3大会連続7度目)
- チェコスロバキア(2大会ぶり6度目)
- スウェーデン(3大会ぶり5度目)
- ベルギー(4大会ぶり5度目)
- ソビエト連邦(4大会連続4度目)
- ルーマニア(6大会ぶり4度目)
- ブルガリア(3大会連続3度目)
南米
- ブラジル(9大会連続9度目)
- ウルグアイ(3大会連続6度目)
- ペルー(8大会ぶり2度目)
アフリカ
- モロッコ(初出場)
アジア
- イスラエル(初出場)




