ヤキマンカ(露: Якиманка イェキマンカ;Yakimanka)は、ロシアのモスクワにある地名。
概要
クレムリンの少し南側に位置し、中央区(Центральный АО)に属するラヨンである。モスクワ川の南岸に位置し、14世紀ごろから入植が始まった。人口は約2.7万人(2016年推計)。
地名の由来は中世以前に起源を持つヨアキム・アンナ教会 (Иоакимоаннинская церковь、1939年に閉鎖、1969年に取り壊され現存せず) にちなむ。聖母マリアの父ヨアキム (Иоаким) に由来するヤキム(Яким)と母アンナ (Анна) の愛称アンカ(Анка)を組み合わせたロシア語の固有名詞である。ヤキマンカにはロシア正教の教会が多数ある。通りの名前として大ヤキマンカ(ヤキマンコ)通、小ヤキマンカ(ヤキマンコ)通がある
日本語ではヤキマンコと称されることがあるが、ロシア語転写方式から考えると誤りである。この地区はイギリス大使館もある1等地であるが、ソ連時代に在ソ連日本大使館の建て替えが必要になった際、当時のソ連政府から、この地区内の土地の提供を打診されたものの、女性器の俗称であるまんこを想起させるためか、日本側から断ったという。
周辺
- トレチャコフ美術館
- ヴァシーリー・トロピーニン美術館
- マラト・ゲルマン美術館
- マルフォ・マリーンスキー修道院
- 生神女就寝祭教会
- テオトコス教会
- カダシ教会
- 聖ソフィア教会
- 聖カタリナ教会
- 国家間航空委員会
- ロシア連邦刑執行庁
- フランス大使館(旧イグムノフ邸)
- プレジデントホテル
- ロシア連邦法務省
- ロシア連邦内務省
交通
モスクワ地下鉄の3路線が乗り入れている。
- カルーシュスコ=リーシュスカヤ線
- トレチャコフスカヤ駅
- 環状線
- ドブルイニンスカヤ駅
- カルーシュスコ=リーシュスカヤ線・環状線
- オクチャーブリスカヤ駅
- セルプホーフスコ=チミリャーゼフスカヤ線
- ポリャンカ駅
- セルプホフスカヤ駅
脚注
関連項目
- 珍地名




